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マネジメント

1on1の質を変える、たった1つの質問

2024年3月15日
8分で読めます
渡
渡部孝義

RUOK合同会社 代表パートナー

1on1の質を変える、たった1つの質問

はじめに

1on1ミーティングは、多くの企業で導入されているマネジメント手法ですが、「形骸化している」「効果が感じられない」という声も少なくありません。実は、1on1の質を劇的に変える、シンプルな質問があります。

従来の1on1の問題点

多くの1on1では、以下のような問題が生じています:

  • 上司からの一方的な進捗確認になっている
  • 部下が受け身で、本音を話さない
  • 業務報告だけで終わってしまう
  • メンバーの成長につながっていない
  • たった1つの質問

    その質問とは、**「今、何を考えていますか?」**です。

    シンプルすぎると感じるかもしれませんが、この質問には以下の効果があります:

    1. 主体性を引き出す

    「何か困っていることは?」ではなく、「何を考えていますか?」と問うことで、メンバー自身の思考と向き合ってもらえます。

    2. 本音を引き出す

    オープンエンドな質問なので、メンバーが自由に考えを表現できます。業務だけでなく、キャリアや将来の不安なども語りやすくなります。

    3. 対話が深まる

    「考えていること」を起点にすると、なぜそう考えるのか、どうしたいのかと、自然に対話が深まっていきます。

    実践のポイント

    この質問を効果的に使うには、以下を意識してください:

    **沈黙を恐れない**

    メンバーが考える時間を与えましょう。すぐに答えが返ってこなくても焦らず待つことが大切です。

    **傾聴に徹する**

    話を途中で遮らず、最後まで聴く姿勢を示しましょう。相槌や表情で「聴いている」ことを伝えます。

    **深掘りする**

    「それについて、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?」など、さらに掘り下げる質問を重ねます。

    事例:あるマネージャーの変化

    あるIT企業のマネージャーAさんは、この質問を1on1に取り入れたところ、メンバーの反応が劇的に変わりました。

    従来は進捗報告だけで15分で終わっていた1on1が、メンバーの本音やキャリアの悩みまで話せる場になり、30分では足りなくなったそうです。

    特に印象的だったのは、普段おとなしいメンバーが「実は新しい技術に挑戦したい」と初めて自分の意志を語ってくれたことでした。

    まとめ

    1on1の質を変えるために、特別なスキルや複雑なフレームワークは必要ありません。

    「今、何を考えていますか?」

    このシンプルな質問から始めて、メンバーの思考と向き合い、傾聴することで、1on1は成長につながる対話の場に変わります。

    次の1on1で、ぜひ試してみてください。

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