全国社会保険労務士会連合会 試験センター(社会保険労務士法第10条に基づく国家試験。合格発表は厚生労働省と連名で行われる)
社会保険労務士試験
社会保険労務士試験は、社会保険労務士法第10条に基づく国家試験で、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが試験事務を行い、合格発表は厚生労働省と連名で行われます。年1回、8月下旬の日曜日に実施され、午前に選択式(80分・8科目8問40点)、午後に択一式(210分・7科目70問70点)を受けます。出題は労働基準法・労働安全衛生法から労災保険、雇用保険、労働保険徴収法、労働・社会保険の一般常識、健康保険、厚生年金保険、国民年金まで及びます。合格基準点は固定ではなく、総得点と科目ごとに年度ごとに定められ、合格発表日に公表されます。受験には学歴や実務経験などの受験資格が必要です。
全国社会保険労務士会連合会 試験センター(社会保険労務士法第10条に基づく国家試験。合格発表は厚生労働省と連名で行われる)の公式ページこんな人が受けています
- 企業の人事・労務・給与計算の担当者で、根拠となる条文まで確認して判断する必要がある人
- 社会保険労務士事務所や社労士法人への就職・転職を考えている人
- 中小企業で総務を一人で担い、労働時間管理や社会保険手続きの判断を任されている人
- 将来の独立開業を視野に、労働社会保険分野の国家資格を取得したい人
- 労務相談を扱うコンサルティング会社などで、助言の裏付けとなる資格が求められている人
取ると何ができるか
- 社会保険労務士法第10条に基づく国家試験であり、合格したうえで労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事するか厚生労働大臣が指定した講習を修了し、社会保険労務士名簿に登録することで社会保険労務士となれる
- 労働基準法・労働安全衛生法から健康保険法・厚生年金保険法・国民年金法まで、労働法と社会保険法を一つの試験範囲として体系立てて押さえられる
- 択一式では労働者災害補償保険法・雇用保険法の中で労働保険の保険料の徴収等に関する法律も出題されるため、給与計算や社会保険の実務と範囲が重なる
- 選択式と択一式の両方で科目ごとの基準点が設けられており、特定分野だけの得意で通過できない設計になっている
- 受験票は次回以降(第59回〜第61回)の社会保険労務士試験の受験資格証明書として使えるため、再受験時の書類準備が軽くなる
試験の形式
全国社会保険労務士会連合会 試験センター(社会保険労務士法第10条に基づく国家試験。合格発表は厚生労働省と連名で行われる)が公表している内容です。確かめられなかった項目は載せていません。 出願前に必ず公式ページで最新をご確認ください。
- 問題数
- 選択式8問(8科目・40点満点)、択一式70問(7科目・70点満点)
- 試験時間
- 選択式80分(10:30〜11:50)、択一式210分(13:20〜16:50)
- 合格基準
- 公表なし(事前に固定の合格点は示されない)。合格基準点は選択式試験および択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定められ、合格発表日に公表される。各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格。参考として第57回(令和7年度)は選択式が総得点22点以上、択一式が総得点42点以上で、科目別最低点にも引き下げ(補正)が入った
- 受験料
- 15,000円(非課税)。ほかに払込みに係る手数料は受験申込者負担(インターネット申込みの場合418円、郵送申込みの場合203円ほか)
- 受験方式
- 筆記試験(選択式および択一式)
- 受験できる言語
- 日本語
- 実施時期
- 年1回、8月下旬の日曜日。第58回(令和8年度)は2026年8月23日(日)実施、合格発表2026年10月1日(木)。受験申込受付は2026年4月13日〜5月31日
- 有効期限・更新
- 試験合格に有効期限はない。ただし社会保険労務士となるには、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事した経験があるか厚生労働大臣が指定した講習を修了したうえで、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録する必要がある
難易度の目安
第57回(令和7年度)は受験申込者53,618人、受験者43,421人、合格者2,376人で合格率5.5%(前年6.9%)。合格基準点も年度ごとに補正され、第57回は選択式が総得点22点以上(40点満点)、択一式が42点以上(70点満点)だった。
想定学習時間
公表なし。試験センター・厚生労働省とも想定学習時間を示していない。受験指導校などが挙げる一般的な目安は800〜1,000時間程度とされるが、これは公表値ではない。
出題範囲
- 労働基準法及び労働安全衛生法選択式1問(5点)/択一式10問(10点)
- 労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)選択式1問(5点)/択一式10問(10点。うち問8〜10の3問は徴収法から出題)
- 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)選択式1問(5点)/択一式10問(10点。うち問8〜10の3問は徴収法から出題)
- 労務管理その他の労働に関する一般常識選択式1問(5点)/択一式10問(10点)
- 社会保険に関する一般常識選択式1問(5点)
- 健康保険法選択式1問(5点)/択一式10問(10点)
- 厚生年金保険法選択式1問(5点)/択一式10問(10点)
- 国民年金法選択式1問(5点)/択一式10問(10点)
よくある質問
- 合格点は何点ですか。
- 事前に公表されていません。受験案内には「合格基準点は、選択式及び択一式のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定め、合格発表日に公表します」「合格基準に関する照会にはその理由の如何を問わず応じられません」と明記されています。
- 7割取れば受かる試験だと聞きましたが本当ですか。
- 出発点はそうですが、現在は固定ではありません。厚生労働省の資料によれば、平成12年度に満点の7割(選択式40点中28点、択一式70点中49点)を合格基準点として設定し、以後は年度ごとに平均点や得点分布を勘案して補正するとされています。第57回は選択式22点、択一式42点でした。
- 総得点が基準を超えていれば合格ですか。
- いいえ。科目ごとの基準点にも達している必要があり、いずれか一つでも下回ると不合格です。第57回では択一式の雇用保険法が3点以上、選択式の労働者災害補償保険法・労働に関する一般常識・社会保険に関する一般常識が2点以上へ引き下げられる補正が入りました。
- 誰でも受験できますか。
- できません。学歴、実務経験、厚生労働大臣が認めた国家試験の合格のいずれかに該当する必要があり、申込時に受験資格証明書の提出が求められます。詳細は受験案内の受験資格一覧表で定められています。
- 合格したらすぐ社会保険労務士になれますか。
- なりません。厚生労働省の合格者発表資料では、合格者のうち労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事した者、または厚生労働大臣が指定した講習を修了した者が、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することによって社会保険労務士となることができる、とされています。
このページの出典
数値は下記のページで確認しました。試験制度は変わります。出願前に公式で最新をご確認ください。
