一般社団法人日本医療経営実践協会
医療経営士2級
医療経営士2級は、一般社団法人日本医療経営実践協会が実施する3段階の資格制度の中位に当たります。3級に合格し、協会の個人正会員または法人正会員として登録していることが受験の条件です。試験は第1分野(50問/80分)と第2分野(50問/80分)に分かれた五肢択一のマークシート方式で、経営戦略・組織管理・人的資源管理・病院会計・病院ファイナンスから、診療報酬制度・管理会計・医療介護連携・多職種連携までを扱います。片方の分野のみ合格した場合は、合格証交付日から2年以内にもう一方の分野に合格する必要があります。協会が示す到達レベルは、中堅管理職として医療経営の課題を分析し解決できることです。
一般社団法人日本医療経営実践協会の公式ページこんな人が受けています
- 医療経営士3級に合格し、個人正会員または法人正会員として登録している人(受験の必須要件)
- 病院の事務部門・医事課で中堅として実務を回している職員
- 看護師長・技師長など部門をまとめる立場にある医療専門職
- 医療機関を顧客とする企業(製薬・医療機器・医療関連サービス)の営業職・企画職
- 将来的に医療経営士1級を目指す人(1級は2級合格+2級正会員登録が必須)
取ると何ができるか
- 1級の受験資格になる(1級の受験要件は「医療経営士2級」試験の合格と2級正会員としての登録)
- 出題範囲が診療報酬制度と医業収益、管理会計、病院ファイナンス、医療介護連携など、病院の収支判断に直結する項目で構成されている
- 協会が示す到達レベルは「医療経営に関する知識や経営課題を解決するための分析力を有し、実践できる」「中堅管理職が身に着けるべき医療経営に関する知識・問題解決能力を有し、実践できる」
- 正会員登録により「医療経営士2級」(または「医療経営士」+2級認定登録番号)として名刺に記載できる
- 第1分野・第2分野の分野別合格制度があり、2年以内であれば2回に分けて合格を積み上げられる
試験の形式
一般社団法人日本医療経営実践協会が公表している内容です。確かめられなかった項目は載せていません。 出願前に必ず公式ページで最新をご確認ください。
- 問題数
- 第1分野50問+第2分野50問(両分野受験で計100問)
- 試験時間
- 第1分野80分+第2分野80分(両分野受験で計160分)
- 合格基準
- 公表なし(2級の試験概要ページにも「試験形式・受験料」ページにも合格基準の記載がない。3級のみ「総得点の6割程度」が明記されている)
- 受験料
- 両分野受験 16,000円(税込・手数料別途)/分野受験(分野合格者)14,000円(税込・手数料別途)
- 受験方式
- 五肢択一、マークシート記入。会場受験。受験には3級合格に加えて「個人正会員」または「法人正会員」の登録が必須
- 受験できる言語
- 日本語
- 実施時期
- 年2回(6月・10月)。2026年度は第31回が2026年6月14日(日)に実施済、第32回が2026年10月18日(日)。第33回は2027年6月中旬頃開催予定(詳細未定)。会場は札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10会場
- 有効期限・更新
- 認定医療経営士は3年ごとの更新制で、所定の手続きに基づく申請が必要。なお第1分野または第2分野のみ合格した場合、その合格は合格証交付(合格番号の発行日)から2年以内の試験でのみ有効
難易度の目安
第31回(2026年実施)の公式データで受験者329名・合格者60名・合格率18.2%。直近は第29回18.5%、第30回18.7%、第31回18.2%と18%台で推移しており、3級の直近(第48回45.7%)とは大きな差がある(出典:協会「2級 受験者数の推移」)。
想定学習時間
公表なし。協会は学習時間の目安を示しておらず、代わりに『医療経営士テキストシリーズ』(2級は「中級」に対応)を推薦テキストとして案内している。
出題範囲
- 第1分野 1.医療経営概論
- 第1分野 2.経営理念・ビジョン/経営戦略
- 第1分野 3.医療マーケティングと地域医療
- 第1分野 4.医療ICTシステム
- 第1分野 5.組織管理/組織改革
- 第1分野 6.人的資源管理
- 第1分野 7.事務管理/物品管理
- 第1分野 8.病院会計
- 第1分野 9.病院ファイナンス
- 第1分野 10.医療法務/医療の安全管理
- 第1分野 11.医療に関する最近の動向/時事
- 第2分野 1.診療報酬制度と医業収益
- 第2分野 2.広報・広告/ブランディング/マーケティング
- 第2分野 3.管理会計
- 第2分野 4.医療・介護の連携
- 第2分野 5.経営手法の新戦略
- 第2分野 6.多職種連携
- 第2分野 7.業務改革・改善
- 第2分野 8.チーム医療と現場力
- 第2分野 9.医療サービスの多様化と実践
- 第2分野 10.医療に関する最近の動向/時事
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問題数・制限時間・合格点は、試験実施団体が公表している内容に準拠しております。 解説からは公式の一次資料へたどれます。

医療経営士2級 合格対策ドリル
867問・21分野
よくある質問
- 3級に合格していれば、すぐ2級を受験できますか?
- できません。3級合格に加えて「個人正会員」もしくは「法人正会員」の登録が必須です。協会は入会・登録が「合格証明書交付(合格証番号の発行日)より6か月間有効」で、期限を過ぎると入会・登録の資格条件そのものが失効するとしています。
- 合格点は何割ですか?
- 公表されていません。3級には「『医療経営士3級』資格認定試験の合格基準は、総得点の6割程度とする」という記載がありますが、2級の試験概要ページと「試験形式・受験料」ページのいずれにも合格基準の記載がありません。
- 第1分野だけ合格した場合はどうなりますか?
- 合格証の交付(合格番号の発行日)から2年以内に行われる2級試験で、不合格だった分野のみを受験できます。その場合の受験料は分野受験の14,000円(税込・手数料別途)です。2年を超えて受験する場合は、あらためて第1分野+第2分野の両方を受け直すことになります。
- 両分野を1日で受けられますか?
- 受けられます。第32回の場合、両分野受験は13時05分〜16時25分の枠で、第1分野(80分)と第2分野(80分)を続けて受験します。分野受験の場合は第1分野が13時05分〜14時25分、第2分野が15時05分〜16時25分です。
- 3級と比べてどのくらい難しいですか?
- 公表されている合格率では、2級の直近3回(第29〜31回)が18.5%・18.7%・18.2%、3級の直近3回(第46〜48回)が40.1%・49.4%・45.7%です。数字の上では2倍以上の開きがあります。
このページの出典
数値は下記のページで確認しました。試験制度は変わります。出願前に公式で最新をご確認ください。

